かゆみって痛みとは違うの?


かゆみってなんでしょうか。
皮膚や皮膚周辺の異常がかゆみでしょうか。
しかし「皮膚や皮膚周辺の異常」なら、痛みも起きます。
では、かゆみと痛みの違いはなんなのでしょうか。

実は、かゆみと痛みの違いの説明は意外に難しく、例えばこのように解説する人もいます。
痛みは刺激したくないもの、かゆみは刺激を加えたいもの

かくとかゆみが増すメカニズム
ほとんどの人は「かゆみが起きてもかいてはならない」ということをご存知だと思います。
それでもかいてしまうのがかゆみなのですが、なぜかゆみが発生したらかいてはいけないのでしょうか。

それは、かくとかゆみの強さが増えるからです。

肌のかゆみは、「かゆみ物質」と呼ばれるヒスタミンという物資が放出されることで生じます。
肌のかゆみかくと、かいた刺激が神経に伝わります。するとその神経は、ヒスタミンを放出する細胞を刺激して、その細胞はさらにヒスタミンを出してしまうのです。
こうしてかゆみは増幅されていくのです。

かゆみを感じやすい人はいる
かゆみを感じやすい人はいます。それは乾燥肌の人です。
うるおいのある肌や湿潤な肌は、水分によって外からの刺激をブロックしています。
一方、乾燥肌の人は水分というバリアがないので、外からの刺激が直接肌を刺激します。
その刺激がかゆみを生むことがあるのです。

かゆみの原因
かゆみを引き起こす病気や症状はたくさんあります。その一部は次の通りです。
・じんましん
・湿疹
・アトピー性皮膚炎
・脂漏性皮膚炎
・皮膚そうよう症
・接触皮膚炎
・皮脂欠乏性皮膚炎
・乾癬

また、病気や症状以外でも、かゆみを引き起こします。
・虫刺され
・漆などの植物
・化学物質
・金属
・食品(魚介類、卵白、トマト、イチゴ、チョコレートなど)

かゆみの治療
かゆみの治療では、まずは何をおいても原因を取り除くことです。
病気や症状がかゆみを引き起こしている場合、それらの病気や症状を治療することでかゆみも治まります。

また病気以外がかゆみの原因になっている場合は、その原因から離れることでかゆみが治まります。
植物や化学物質や金属、食品によってかゆみが生じている場合、こうした物質に近付かないようにしてください。

かゆみを直接的に治す薬としては、
・ステロイド外用薬
・抗ヒスタミン薬
・保湿剤
・抗真菌薬
などがあります。

まずは医者へ
かゆみが長く続く場合、皮膚科にかかりましょう。
かゆみは原因が特定されないと治しようがなく、原因を究明できるのは医者だけだからです。

自分でできることもある
医者にかかる以外でも、自宅で自分でできることもあります。
・ハンドクリームを使う
・手袋の着用
・皮膚を清潔に保つ
・低刺激のシャンプーを使う
・ストレスをためない
ストレスがかゆみの原因になることもあるのですよ。